新潟県土地家屋調査士会は、土地や建物の調査・測量及び表示に関する登記のプロフェッショナルの集団です。

よくあるご質問

土地について

以前あった境界杭が見当たりません。新たに境界杭を設置するには、どうしたらいいですか?
境界杭はお隣との境界を明確にする大切なものです。土砂などで埋まったり、工事などでなくなることもありますので日頃から管理する必要があります。どうしても見つからない場合や工事などでなくなった場合には「境界確定」を行なった上で、永続性のある境界標を設置しましょう。
自分の土地の面積や境界標について確認するにはどうしたらいいのですか?
あなたの所有する不動産(土地・建物)に関する登記記録は、あなたの不動産を管轄する法務局にあります。公図、地積測量図、建物図面などであなたが所有する不動産について確認する事ができます。境界標については、地中に埋まっている場合もありますので、付近を掘る場合には、お隣の方に一声かけて確認して下さい。
登記簿には自宅の土地の地目が「雑種地」となっています。このままでもいいのですか?
田や畑、山林などを造成して住宅を建築した場合などでは、敷地の登記簿の地目を変更していない場合があります。このような場合には、登記簿の地目を「雑種地」から「宅地」へ変更する「地目変更」登記を申請します。
隣接する所有地を1つにまとめて売却を検討しています。どうしたらいいですか?
複数の土地を一つの土地にする「合筆」(ごうひつ)登記を申請します。ただし、合筆登記を申請する場合には、所有者が同じ、地目が同じなど制限があります。詳しくはお近くの土地家屋調査士にご相談下さい。
所有地の一部をお隣の方へ売却したいのですが、どうしたらいいですか?
一つの土地を複数の土地に分割する「分筆」(ぶんぴつ)登記を申請します。
所有地を測量したところ登記簿の面積と、実際の面積が違っています。法務局の「公図」と所有地の形が異なっています。どうしたらいいですか?
登記簿に記載されている面積(地積)と、測量した実際の面積(境界確定後の)が異なる場合は、境界確定後の面積に合わせる「地積更正登記」を申請します。「公図」と実際の土地の形状が異なる場合には、土地の境界を確定した後に「地図訂正」の申出を行います。

建物について

この度、自宅を新築しました。どうしたらいいですか?
建物を新築した場合には、「建物表題登記」を行ないます。
2階建てに増築しました。どうしたらいいのですか?
建物を増築(子供部屋の追加)、敷地内に離れを建築、自宅の一部を店舗などにした場合には、「建物表示変更登記」を行ないます。
古くなった自宅を取り壊しました。どうしたらいいですか?
建物を取り壊した場合には、「建物滅失登記」を行ないます。

土地の境界について

土地の「境界確定」はどのように行われるのですか?

土地の境界が確定するまでの流れは以下になります。

1. 土地家屋調査士に依頼
お近くの土地家屋調査士へご相談ください。

2. 法務局、市区町村役場、土地区画整理組合等での資料調査
境界に関する資料(公図、地積測量図、換地図など)、道路・水路、公共物との関係を調査します。

3. 現地の測量
依頼地を含む街区全体を測量します。(現場によって測量範囲は異なります)

4. 収集資料と測量結果を確認
収集資料、測量結果と現地の状況などを精査します。

5. 仮の境界点を現地に復元
境界と思われる位置を明示します。

6. 関係土地所有者との境界立会
隣接地所有者、公共物管理者等関係者と現地にて確認します。

7. 境界標設置、境界確認書の取り交わし
境界立会で確認した位置に永久標を設置します。また、確定図面を作成し後日の証しとします。

8. 登記申請(必要であれば)
事案・地域によっては手続の流れが異なる場合がありますので、ご依頼の際は、今一度、土地家屋調査士にご確認ください。

土地家屋調査士と登記の種類について

下記は土地家屋調査士と登記の種類についての簡単な説明でありますが、実際のケースにおいては、いつくかの登記を合わせて行う場合などもあり、その詳しい手続きのすすめ方や、必要な日数、料金、相談等はお近くの土地家屋調査士に気軽にお尋ねください。

土地家屋調査士と測量士ってどこが違うのですか?
いずれも国家資格ですが、測量士は国や地方公共団体等の行う基本測量や公共測量を行うのに対し、土地家屋調査士は不動産の表示に関する登記について必要な土地または家屋に関する調査、測量、申請手続きをすることを業としています。
土地家屋調査士はより皆様に身近であり、土地、家屋に関して町の法律家と言えるでしょう。
土地家屋調査士とは、我々に実際どのようにかかわってくるのでしょうか?
隣との土地境界が不明なときや、土地を何筆かにわける場合、建物を新築したり増築したり取り壊したときなど、皆様の所有する不動産につき明確にする場合や、変更した場合などにおいて土地家屋調査士は皆様に関わってきます。
土地分筆登記とは?
相続や贈与、売買などの際に一筆の土地を二筆以上に分ける登記です。
土地合筆登記とは?
二筆以上の土地を、一筆にまとめる登記です。ただし、現況地目・登記地目が同一であり、原則として担保権等の無い土地であること。
土地地目変更登記とは?
その土地の用途が変更したときに行う登記で、山林や畑などを造成して宅地にしたときなどがあります。
建物表示登記とは?
建物を新築した際に行う登記で所在・大きさを明確にすることを目的としており、所有権保存登記の前段に行う登記です。
建物表示変更登記とは?
建物の一部を取り壊したり、増築した際に行う登記です。
建物滅失登記とは?
建物の全部を取り壊したり、焼失したときなどに行う登記です。たまにもうとっくに取り壊したはずの建物なのに手続きを行っておらず、登記簿に残っている場合があります。
区分建物登記とは?
主にマンションや長屋に関する登記です。

土地家屋調査士費用(報酬)について知りたい

土地家屋調査士費用(報酬)については自由競争により基準等はなく、各土地家屋調査士が自由に設定することになっております。日本土地家屋調査士会連合会より「目安」として、「土地家屋調査士報酬ガイド」が作成されております。本ガイドは日本土地家屋調査士会連合会が、土地家屋調査士報酬の目安について、令和元年度に実施した「土地家屋調査士事務所形態及び業務報酬に関する実態調査」の調査結果を基に作成したものです。
本ガイドにおいて紹介した事例は土地家屋調査士業務の一例であり、依頼される現場の状況等によって費用が異なってきます。あくまでも目安としてご利用ください。
土地家屋調査士報酬ガイド(目安が知りたい) (PDF ファイル 4MB)